婚約指輪イメージ

本当に大切なことを語りかけるわたしの結婚指輪

去年の3月、10ヶ月付き合った彼氏と結婚した。
そのとき32歳の私は妊娠7ヶ月だった。
時期を遡ると、出会いは一昨年の5月だった。
10月にはお腹に赤ちゃんがいることがわかり、プロポーズされた。
11月に両家の両親が顔を合わせ、昨年1月にどうしても結婚式だけは挙げたいという私の願望を叶えるべく、式場を見て回り決定したのだった。
そこからだ。
次は、結婚指輪を買うことにした。
結婚資金をためていなかった私達は当然のごとく新婚旅行、婚約指輪はなしだったが、せっかくだからマリッジリングは買う事にしたのだった。
小さい頃からずっと結婚に憧れていた私にとってのそれは、永遠の愛を具象化したもの。
また、幸せのシンボルとも思えていた。
シンプルで飾り気はないけれど、プラチナの放つ独特の輝きがかえって美しく見えた。
またそれは約束された幸せを意味し、既婚者の持つ精神的余裕を一層引き立てたのだった。
さて話は戻って、結婚式まで3週間(昨年2月中旬)になったとき、私と彼は新宿の街へ繰り出した。
結婚指輪を購入するためのショッピングである。
まずはお決まりのティファニー。
店員さんは清潔感があってサービスにぬかりがない。
ショップカードも可愛い。
私の大好きなティファニーブルーが店内を上品に彩っている。
文句のつけようがなかった。
いつか夢見ていたティファニーの広告のようなプリンセス像を頭で妄想し、私はティファニーで結婚指輪を購入したいと考えていた。
彼氏と私の分を合わせて。
そのお値段2人分で31万円。
払えない額ではなかった。
一生に一度の買い物だから妥協はしたくなかった。
 次に訪れたのがエルメス、ブルガリ、カルティエなどのブランドショップ。
どれも1流の接客でテンションは上がるものの、何かが足りないなあ、と思っていた。
次は伊勢丹デパートのアクセサリー売り場。
ここは、厳選された国内外のブランドがずらりと軒を連ねており、一度にたくさん見る事ができたので非常に便利だった。
どれも美しかったが、何故かしっくりとこないぎこちなさが残っているのだった。
疲弊した彼は、指輪購入に関する全ての権限を私に授けたのだった。
そしてその日は何も買わずに帰宅した。
1週間程経過して次は銀座のとある結婚指輪を多く取り扱うショップへ赴いた。
紹介されたリングのすべてが本当に奥が深く、目移りしてしまった。
恐らく2時間ほど色々なデザインのリングをつけたり鏡に映して見せたり物色して、私はある結婚指輪を手に取り、その購入を決めた。
お値段、彼氏と私の分合わせておよそ14万円。
ティファニーの半分以下の値段である。
プラチナではあったけど、私の欲しかったブランドのものではないから、友達には自慢できないかもしれない。
それでも良かった。
私は今でもその指輪を大変気に入っている。
ブランドものを敢えて選択しなかった私達の指輪はかえってオンリーワンに思えたし、リーズなプルな値段は、セレブだったり高給取りではない私たちの指にはしっくりおさまったからである。
今、私の左手に光っているその指輪を見て思うことがある。
私はこの指輪をはめている以上、彼氏だった主人を裏切ることはないし、また、主人もそうであってほしいと願ってやまない。
また、それをこの指輪がいつも示してくれることで、自然と自分を誇らしく思う気持ちが芽生えてくるのである。
結婚指輪とは、誰に見せるでもない、夫婦2人がお互いに示す信頼の証なのかなあ、と今思っている。

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